Profile
Lukas Kühne ルーカス・キューネ プロフィール
ドイツの音響彫刻家(サウンド・スカルプター)
ベルリンおよびウルグアイのモンテビデオを拠点に活動している。
音と空間、 音楽と建築の共生を探求しエストニア、 アイスランド、 フィンランド、日本など世界中で幅広く作品を展開。
作品の特徴: 特定の音高(ピッチ)に共鳴するように設計・チューニングされたコンクリート製の「共鳴空間(Resonating concrete chambers)」などの大型音響彫刻で知られている。
国立ウルグアイ共和国大学芸術学部
インスティテュート・オブ・ミュージック教授
国際サウンドアート・フェスティバルMonteaudioの創設者
学歴・教育
美術教育: 1990年代にドイツのドレスデン美術大学(Hochschule für Bildende Künste Dresden)で彫刻および空間芸術を学ぶ。
サウンド・アートへの移行: 在学中より音と空間の相互作用(アコースティック・アーキテクチャ)に着目し、
彫刻とサウンドを融合させた独自のスタイルを確立。
教育・研究活動
- ウルグアイの共和国大学(Universidad de la República)デザイン・建築・都市計画学部にてサウンド・アート学科(Formas Sonoras)の講座を開設し、指導にあたる。
- フィンランドのヘルシンキ芸術大学(Uniarts Helsinki)などの国際的な教育機関でもワークショップや講義を実施。
- 「空間と周波数(Space and Frequency)」を軸とした、空間が音の伝導や共鳴にどのような影響を与えるかについての研究・実践。
主な展示
プロジェクト
- ウルグアイ、エストニア、アイスランド、フィンランド、ニューヨークなど世界各地でパブリック・アート作品を設置・展示。
- 展覧会「Space and Frequency」シリーズを主宰・参加し、ニューヨーク、 ベルリン、ブリュッセル、 ヘルシンキなどで都市空間や展覧会場における音響体験の創出を行っている。
- コラボレーション: 音楽家、建築家、音響工学者と協働し、建築的スケールで音を体験できる恒久的な大型彫刻プロジェクトを多く手がける。
Space and Frequency
代表作
- Cromatico(クロマティコ)(2011年 / エストニア・タリン)タリンの歌の原っぱに設置された恒久的な音響彫刻。ファの半音階(Fクロマチックスケール)に合わせてチューニングされた12の小部屋で構成されている。2011年にエストニア・コンクリート協会から「コンクリート建築グランプリ」を受賞した。
- Tvisöngur(トヴィソングール)(2012年 / アイスランド・セイジスフィヨルズル)アイスランドの伝統的な五声複音合唱(Tvísöngur)の音程に対応した5つのコンクリートドーム状彫刻。
- Organum(オルガヌム)(2014年 / フィンランド・ハイリュオト島)独特の音響効果を持つ公共のサウンド彫刻作品。
- ONKAI(音階)(2025年 / 日本・奈良県十津川村竹筒)日本の伝統的な2つの5音音階である「陰旋法」と「陽旋法」を、視覚的・空間的に表現した音響彫刻。
Web・SNS
Cromatico(クロマティコ)
2011年 / エストニア・タリン
Tvisöngur(トヴィソングール)
2012年 / アイスランド・セイジスフィヨルズル
Organum(オルガヌム)
2014年 / フィンランド・ハイリュオト島
ONKAI(音階)
2025年 / 日本・奈良県十津川村竹筒